まだまだ続きます関西廃墟旅行。
できればvol.5位にとどめたかったのですが、
良い写真が多かったことと、内容が非常に濃かったため
かなりの長編になってしまいました。
もう少しお付き合いください。。
(アーカイブ:「関西廃墟旅行vol.1」「関西廃墟旅行vol.2」「関西廃墟旅行vol.3」
「関西廃墟旅行vol.4」「関西廃墟旅行vol.5」「関西廃墟旅行vol.7」)
前回の旧丹生小学校を後にし、車で走り始めた我々3人ですが、
ここでまたしても大きなアクシデントが・・
小学校を出るときにぽつぽつと降ってきた雨が大雨へと変わり
雷も鳴り始めるまでの天気に。
運転をしていたのは私ですが、
正直雨が強すぎてほとんど視界がゼロな状態。
必然的に車の速度を落としながら北上していきます。
次なる目的地は、大阪にある「ぼくらの広場」というところ。
ここは関西全域が一望できる有名な夜景スポット。
以前Jがここで夜景撮影をしたらしく、
その時とても感動をしたとのこと。
しかしせっかくの夜景撮影も、天気は雨。
それも大雨。撮影どころか車から降りることすら困難な状態。
どうしたものか。
その後、遅めの昼食をとりながらも、
かなり不安な状況。
とはいえ、私はなぜか平気だろうと思っていました。
というのも、こういう多くの不運に巡り会いながらも
うまくいかないことがなかなか無いから。
他の2人はどう思っていたか分かりませんが、
少なからずJは私と同じように、ある意味楽観的に思っていたはず。
何せ、かなりの大雨の状況でも、
進路を変えずにぼくらの広場を目指していますから。
そんな意味不明な自信があったからなのかは分かりませんが、
やっぱり状況は変わります。
PHOTO : CANON EOS 6D / COSINA ULTRON 40mm F2
なぜかわかりませんが、
私とJが揃うと何事も好機へと変わる気がします。
兎にも角にも、嵐のような大雨が一転、若干ではありますが日差しが入り込みます。
となれば全速力でぼくらの広場へ向かいます。
目的地は山の上であるため、
できる限り山頂に近い場所の駐車場に車を停め、山を登り始めます。
もちろん虫除けスプレーをしてから。
PHOTO : CANON EOS 6D / COSINA ULTRON 40mm F2
まだ明るい時間でしたが、
街灯などが一切無いので、帰り道をしっかりと覚えながらも
看板通りに山頂へと向かいます。
歩くこと10分ちょっとで山頂に到着。
辺りが暗くなるまで、三脚をセットし待ちます。
PHOTO : CANON EOS 6D / COSINA ULTRON 40mm F2
1時間ほどでいつの間にか辺りはイルミネーションのような景色に。
これはなかなかの景色。
視界に入りきらないほどの絶景。
先ほどの雨の影響からなのか、かなり靄っていましたが
まぁさすがにこれは仕方の無いこと。
かなりの絶景ですが、
個人的には少し物足りなく感じました。
まぁこういった景色をいくつか見てきたからだと思いますが。
そんなことを思いながら辺りを見渡すとJがいません。
少し探して歩くと、この景色から30mほど後ろに下がったところにいました。
「ここからの景色が好きなんだよ」
とのこと。
どれどれと思いそちらから夜景の方を見てみます。
「あぁ、これはやばい」
見たことの無いような絶景がそこにはありました。
PHOTO : CANON EOS 6D / COSINA ULTRON 40mm F2
木のシルエットの先から見える夜景。
ため息が出るほど美しかった。
個人的には今まで見てきた夜景のなかで一番綺麗だったかもしれない。
それぐらいの絶景だった。
こんなにも景色が変わるものなのかと思うほど。
ぼくらの広場に連れてきてくれたJに感謝しながら、
私はこの景色をしっかりと眼に焼き付けました。
一通り写真を撮り終え、
我々3人は街灯の無い暗黒の山を下ります。
途中、自他ともに認める虫嫌いUが
顔に何か堅いものがぶつかったと大声で連呼していましたが、
暗黒の視界であったため、何がぶつかったかはわからず。
おそらく何か大物の虫だと思われますが、
見えなかったのが幸い。
とはいえ、見えなかったが故に
本人は以降2時間ほどは、ぶつかった感触が拭えなかった様子。
大爆笑の車内で 2日目が幕を閉じ、
本日の宿ふくとんへ向かいます。
ネーミングが可愛いということもあり、
我々3人はなんとなく気に入ります。
あくまでなんとなくですが。
そんなお気に入りのふくとんに着くと、
3人それぞれが別の場所で水道が爆発するという奇怪的なことが起こりますが、
それもふくとんだから笑って許せるところ。
さすがの激安宿クオリティ。
これでいいんです。
変に小綺麗なところよりも、
どこか不思議でおかしな出来事が起きる方が記憶に残るものです。
そんなこんなで本日就寝。
明日は最終日である3日目。
今度はどんなトラブルに巻き込まれることやら。
ではでは。