前回の続きになります。
(アーカイブ:「関西廃墟旅行vol.1」「関西廃墟旅行vol.2」「関西廃墟旅行vol.3」
「関西廃墟旅行vol.4」「関西廃墟旅行vol.6」)
侵入に成功した私とJですが、
最初の部屋を後にし、廊下へと出ます。
PHOTO : CANON EOS 6D / COSINA ULTRON 40mm F2
色々なものが表情も無く転がっている廊下。
日の光だけが差し込み、物音はまるでしない。
微かに聞こえてくるのは夏の虫たちが奏でる音だけ。
学校内は全ての窓が閉まっているため、
中は非常に湿度が高く、温度も高い。
じとじとと少しずつ汗をかきながらも先へ進みます。
続いての部屋はこちら。
PHOTO : CANON EOS 6D / COSINA ULTRON 40mm F2
こちらも教室だったのでしょうが、
面影むなしく、倉庫のような見え方に。
窓から見える景色は、校庭と奥に見える民家のみで、
それ以外は山に囲まれています。
1階の数部屋を軽く見た後、
次は2階へと進みます。
PHOTO : CANON EOS 6D / COSINA ULTRON 40mm F2
2階は1階以上に物が少なく、抜け殻のような印象。
ゆっくりとこの景色を愉しみながらも先へ進みます。
そこで現れた、今回私が一番楽しみにしていた部屋がこちら。
PHOTO : CANON EOS 6D / COSINA ULTRON 40mm F2
床が白色になっていて、
かなり無機質でありながらも、堂々と今も教室であり続ける1つの席。
誰かがセットしたと思われますが、
非常に美しかった。
今でも生徒を待っているかのような、そんな印象。
今回訪れた旧丹生小学校での撮影の中で、
私にとって一番のスポットとなりました。
その後、想像以上のクオリティに満足ながらも、まだまだ先へ進みます。
PHOTO : CANON EOS 6D / COSINA ULTRON 40mm F2
次に現れたのは、今まで見た教室の中で一番小さなお部屋。
何の部屋だったのかは分かりかねますが、
床に緑の絨毯を敷いていたので、何か特別の部屋だったのかもしれません。
PHOTO : CANON EOS 6D / COSINA ULTRON 40mm F2
この学校に入って初めてですかね、
植物が共存している場所は。
蔓のようなものが窓際に浸食しており、
カーテンの腐敗とともに、非常にいい味をだしていた。
背景にうっすらと緑が見えるのがまた素晴らしいところ。
2階はこの辺で終わり、
再び1階へと戻ります。
Jがもう一度撮っておきたい場所が1階にあるというので、
そこにもう一度行くことに。
その部屋がこちら。
PHOTO : CANON EOS 6D / COSINA ULTRON 40mm F2
青色で統一された部屋。
その統一感と、何とも言えない色の配色にJは気に入ったみたいで、
Jの今回の一番のお気に入りスポットはここみたいでした。
ちなみにこの部屋も、他の部屋とは少し造りが違っています。
職員室とかだったのでしょうか。
というか、あぶないあぶない。
この部屋、私は完全に見忘れていた場所でした。
この部屋を最後に、旧丹生小学校での撮影は終了。
なんだかんだで、1時間近く撮影をしてしまいました。
色んな景色に出会え、私としては大変満足。
小学校を後にする際、ぽつぽつと雨が降ってきて、
なんとか大振りになる前に車に到着。
1人で車で待っていたUは何やら疲弊しきった様子。
まぁそんなことは私もJも全く気にせず車を発進させます。
時刻は14:30。
ここから北上し、今度は大阪へ向かいます。
ちょうどその時、ぽつぽつと雨が降ってきましたが
我々3人は何も気にせず先へと進みます。
つづく。