それがこちら「KLASSE W」。
PHOTO : CANON EOS 6D / COSINA ULTRON 40mm F2
90年代に京セラの「CONTAX T2」が生んだ高級コンパクトカメラブーム。
それに対し、富士フイルムが
本気で作り上げた自信作、2001年に発売された初代KLASSE。
その後、コンデジが新たな時代を築き始めていく中、
富士フイルムが最後の高級コンパクトフィルムとして生まれたのが
このカメラ「KLASSE W」。
もともと気軽に撮れるフィルムカメラが欲しく、
絞り優先やオートフォーカス機能がついたカメラを探していた私にとって、
このカメラは私の想いをそのまま反映してくれるものであった。
PHOTO : CANON EOS 6D / COSINA ULTRON 40mm F2
絞り解放値は2.8。
シャッター速度はF2.8時には1/500まで、
F16時では1/1000までの撮影が可能。
作例もいくつか見ましたが、
このカメラのビジュアルからは想像ができないくらい綺麗。
解放値での撮影は、本当に驚くくらいボケます。
また、雑誌などでの紹介も、
「高級なカメラ」ではなく「高級な写りをするカメラ」と評されるほど。
PHOTO : CANON EOS 6D / COSINA ULTRON 40mm F2
カメラの裏側には、入れたフィルムの数値が見える窓が。
撮影者への思いやりを感じる、可愛いらしい窓。
ちなみにKLASSE Wは数年前に生産が終了しています。
2015年現在では、新品で購入することが非常に難しいです。
ですが、私のこよなく愛す「ポパイカメラ」は、
この生産終了のタイミングに、富士フイルムから大量に
KLASSE Wを買い取ったそうで、今でも新品で買うことが出来ます。
なので、私のKLASSE Wも新品で購入することが出来ました。
とは言っても、残りは本当にわずかだそうなので、
興味のあるかたは急がれた方がいいかもしれません。
決して安いカメラではありませんが、
使いやすさと描写を見ていただければ、納得かと思われます。
ではでは。
KLASSE W作例はこちらからどうぞ。