さて、スペイン旅行2日目。
PHOTO : CANON EOS 6D / COSINA ULTRON 40mm F2
2日目も最高の天気で朝日を迎えます。
海が透き通っているからなのか、
水面に雲が写りこんで淡いグラデーションになっています。
本日の目的地はタイトルにもある通り、「サン・アントニ」。
ここは夕日が綺麗と言われるスポットで、イビサ島を知らなくても、
サン・アントニの存在は知られているほどの名スポットになります。
このサン・アントニはイビサ市内からバスで30分ほどで行くことができます。
PHOTO : CANON EOS 6D / COSINA ULTRON 40mm F2
これは、前日にバス停から持ってきた時刻表。
手のひらサイズのコンパクトな時刻表で、
広げると新聞紙ほどの大きさまでなる使いやすいさ。
時刻表自体はスペイン語と英語がそれぞれ表記されているので、非常に見やすい。
時刻表は誰でも見れるとは思いますが、
気をつけたいのは、シーズンによってバスの停車時間が変わるということ。
メインシーズンであれば15〜30分に1本バスが来るが、
オフシーズンだと1時間に1本程度。
(シーズンはメインシーズンとサブシーズン、オフシーズンに別れています)
私たちの時期はオフシーズンだったので1時間に1本程度。
まぁ、逃してもお茶していればあっという間ですけどね。
ちなみにバスの料金は一律で、私の乗ったバスだと2ユーロ。
お金は乗るときに運転手に直接渡し、おつりがあれば運転手が渡してくれます。
なんとか無事にバスにも乗ることができ、無事出発。
PHOTO : LUMIX LX5
バスはオフシーズンだけあってガラガラ。
一番驚いたのが、音楽が流れているということ。
有線なのか運転手の好みなのかは分かりませんが、
陽気な音楽が車内に広がります。
また、停留所のアナウンスも全くありませんでした。
もちろん電光掲示板も。
みんなどうやって降りているんだろう・・。
私たちの目指すサン・アントニは終点であっため、全く問題はありませんでしたが。
そうこう思っているうちに終点に着きます。
PHOTO : CANON EOS 6D / COSINA ULTRON 40mm F2
サンアントニにも、飲食店や雑貨屋さんが多数あります。
イビサ市内ほどではありませんが、商店街のような感じでお店が並んでいます。
夏のメインシーズンだと、
この辺も非常に混んでいるみたいですが、この時期はガラガラ。
お店も2〜3割程度しか開いていませんでした。
海の方を目指し、歩くと可愛い雑貨屋さんを発見。
PHOTO : CANON EOS 6D / COSINA ULTRON 40mm F2
色使いといい、デザインといい、
非常にセンスの良い雑貨が店内を埋め尽くしていました。
特にマグカップがとても良かったのですが、
私の家にはマグカップがたくさんあるので、残念ながら購入せず。
商店街を見終え、次は昼食をとりました。
PHOTO : CANON EOS 6D / COSINA ULTRON 40mm F2
お店は「La Cantina Portmany」というところ。
カフェバー的なところで、店内が3割、テラスが7割といった構成のお店。
上の写真は紙で作られたランチョンマット。
線画のイラストに水彩タッチのカラフルな色味がとても雰囲気よく、
個人的に非常に気に入ったデザインでもありました。
このお店で注文したのはハンバーガー。
PHOTO : CANON EOS 6D / COSINA ULTRON 40mm F2
サイズは、日本でも見かけるほどのサイズ。(マックとかではない)
100%ビーフなボリューム満点のハンバーガー。
個人的に、味はまぁまぁな感じ。
この辺は日本の方が美味しいかもしれません。
お腹も満たされ、今度こそ海の方へ向かいます。
とはいえ、このお店から数分ほど歩くと海が見えてきます。
PHOTO : CANON EOS 6D / COSINA ULTRON 40mm F2
途中、船乗り場へ続く橋を見つけたので
そちらから海を見てみることにします。
この橋から見た海の景色がこちら。
PHOTO : CANON EOS 6D / COSINA ULTRON 40mm F2
空気も透き通っていて、
靄も無く、水平線までくっきりと見えました。
ここまでくっきりとは、なかなか日本では見れないのではないでしょうか。
空の色味も海の色味も最高です。
ここからは夕方まで時間をつぶしながら海沿いを歩きます。
本来であれば海の家でのんびりしたいとこですが、
なにせオフシーズンのため、開いている店は少ない。
どんどんバス停から離れていきながら海沿いを歩いていくと、
波の穏やかなところに出ます。
PHOTO : CANON EOS 6D / EF24-70L IS USM
海の景色はここが一番美しかった。
穏やかに波打つ水面はこの上なく美しい。
それでいて水が透き通っていて、地面まで見えるのだから
もやは文句のつけようもない。
バス停からは20分ほど歩く距離で、色々廻って歩いた私たちは1時間ほどを要しました。
とはいえ、この景色に私は元気も最高潮。
PHOTO : LUMIX LX5
かなりのご機嫌状態です。
この場所の周辺はリゾートホテルも多く、
リゾート感たっぷりのレストランもありました。
夕日まではここでのんびりと時間を費やすことにします。
PHOTO : CANON EOS 6D / EF24-70L IS USM
最高の景色にジンジャエール。
文句無しですね。
まだまだ日は落ちないかな、と思っていましたが
次第に日が落ちるペースが早くなっていきます。
気がつくと、辺りがオレンジ色に変わっていったので、
休憩を済ませ、夕日が見える最高のポジションへと向かいます。
PHOTO : CANON EOS 6D / EF24-70L IS USM
時刻は17:00。
海沿いには、上の写真のようにベンチが点々と置いてあります。
夕日を見るためのものでしょうね。
夕日が一番綺麗に見えそうな場所を見つけ、
そこから一番近いベンチに腰掛けます。
そこから次第に日が落ちていくさまを見つめます。
PHOTO : CANON EOS 6D / EF24-70L IS USM
岩場も相まって、美しいコントラストに。
しかし、海に写りこむ夕日のラインを
岩場が邪魔して見えにくいことに気付きます。
となれば、やっぱり移動。
ベンチはありませんが、今日歩いた中で一番のスポットを見つけます。
そこからの景色がこちら。
PHOTO : CANON EOS 6D / EF24-70L IS USM
最初、サン・アントニの夕日は世界一美しいと言われるのを知り、
画像検索でいくつか写真を見ましたが、
正直普通の夕日にしか見えませんでした。
ただ、実際見てみるとやっぱり違いますね。
上の写真は加工をしていますが、
この加工は私の肉眼に限りなく近くなるように色味の補正をしています。
決して写真映えが良いことを目的とした加工ではありません。
見たことのない人、言ってみたい人、興味をもった人に対して
忠実に再現できるように加工をしました。
写真を見て分かる通り、夕日自体は普通です。
ただ、とにかく海が綺麗なのです。
爽やかなスカイブルーの空に、透き通ったパステルブルー混じりの海。
それに対しての色濃いオレンジ色の夕日。
このコントラストこそが最高の夕日を演出していました。
辺り一面が真っ赤に染まる夕日も綺麗ですが、
きっとここの夕日はこの色味の方が綺麗なのでしょう。
嘘偽り無く、今まで見た夕日の中で一番でした。
太陽は沈むのがもったいないくらいの景色。
結局太陽が沈むまでの1時間、ずっと私たちは夕日を眺めていました。
沈んでからは、再びバス停を目指し
再びイビサ市内へ。
夕食を簡単に済ませホテルに戻り、2日目も無事に終了。
初日とはまた違った良い1日となりました。
次回は3日目。
今度は未だに行っていないビーチへと向かいます。
ではでは。