5.06.2015

CONTAX RTSⅡ

先日、またまたカメラを購入しました。
それがこちら「CONTAX RTSⅡ」。

         PHOTO : CANON EOS 6D / COSINA ULTRON 40mm F2

1年間、フィルムカメラの様々な本を読みあさり、
毎週にも渡り、何十店舗ものカメラ屋を周り、
やっと決断したカメラ「CONTAX RTSⅡ」。

まずこのカメラの決め手はレンズにあります。
色々なカメラやレンズを見ていくにつれ、
私の中での最高峰のレンズは「Carl Zeiss」の「Planar」であることが分かりました。

とにかくカールツァイスのレンズのボケは美しいと思っていました。
そのツァイスレンズの中でもプラナーのレンズは、
テッサーや他のレンズと比べても描写が非常に柔らかく、
私の求める描写に限りなく近いものでした。

その中でも、私の中で特に際立っていたのが、
今回購入したレンズ、「Carl Zeiss Planar T* 1.4/50」でした。

         PHOTO : CANON EOS 6D / COSINA ULTRON 40mm F2

ツァイスのプラナー特有の柔らかい描写はもちろんのこと、
何とも形容しがたい独特な空気感に私は強く引かれました。

この辺の表現は、口では説明しづらいので、
後々の私の作例でじっくりと観て感じ取っていただければと思います。

ちなみに、ツァイスのレンズでよく見かける「T*」という文字。
ティースターと読むのですが、
これはツァイス独自のコーティング技術の証明になります。

このティースターコーティングをレンズに施すことによって、
レンズの透過性を高め、レンズの写りこみを軽減する効果があります。

透過性を高めることによって、
フレアが少なく、コントラストや諧調豊かな描写を映し出すことを実現。

それをティースターという文字によって、
ツァイスの誇りと自信を表しています。

         PHOTO : CANON EOS 6D / COSINA ULTRON 40mm F2

このレンズは、独特な表現をするレンズと言われ、
好き嫌いも別れるそうですが、
「標準レンズの帝王」と評されるほどのレンズでもあります。

そんな色々な情報も重なり、
このレンズを購入しました。

カメラ本体に関しては、シャッター速度が2000以上あるものであれば
個人的には良かったので、あとは重さやシャッター音のフィーリングの末、
RTSⅡを購入しました。

ただRTSⅡに関しては、故障が非常に多い機種だそうなので、
少々不安もありますが。

ちなみに、このカメラを購入するまでに1年かかったと
冒頭でもお話ししましたが、この1年が何だったのか。

そう、以前投稿した「9年連れ添った相棒MINI」に繋がります。
MINIで手に入れた微々たるお金。

そのお金は必ず何か別のモノに変えたいと思っていました。
なので、今では私のMINIは形を変え、RTSⅡになりました。

MINIの時同様に、大切に大切に扱っていきたいと思います。

ではでは。